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【徹底解説】ロゴを変更する危険性と成功例について

今のロゴが会社に合わなくなってきたので変更したい、と考える方は多いと思います。しかし、長く使ってきたものをいきなり変更するのは不安なものです。この記事では、ロゴ変更の成功例と失敗例、メリット・デメリット、変更するタイミングについて説明していきます。

ロゴデザインの役割

ロゴデザインの変更を説明する前に、もう一度ロゴデザインの役割について理解しておきましょう。ロゴデザインの役割は主に三つあります。より詳しくはブランドロゴの重要性の記事でも解説しています。

1.企業のイメージの形成

ブランドロゴといえば、企業の「顔」となるものです。そのためブランドロゴは企業のイメージを形成する役割を持っています。

お客様がロゴに対して抱くイメージは、企業そのものへのイメージになります。そのためイメージへの影響が大きい配色については、こだわりを持っている企業が多いです。

ロゴは言葉ではなく、視覚的・感覚的にイメージを伝えています。ロゴの雰囲気・コンセプト、ブランドカラーを決定する際に、多くの企業では企業理念・プロジェクトの特徴に合わせて設定しています。配色の考え方はブランドカラーの選び方の記事を参考にしてください。

2.競合他社との差別化

ブランドロゴは競合他社との差別化を図る役割があります。ロゴを作成することで、お客様が視覚的・感覚的に競合他社との違いを把握できます。

同じような商品やサービスがあった場合、ロゴを識別することによって、お客様が自社のサービスや商品であることを認識できます。そのため競合のロゴを真似することは絶対に避けましょう。

一方で、競合のロゴを見ることで業界全体の雰囲気を把握することができるので、参考にすること自体は良いことです。アイデアに詰まってしまった時は参考にしてみましょう。

3.企業やプロジェクトの認知度の向上

「ブランドロゴ」には、企業やプロジェクトの認知度を高める役割があります。Googleやコカ・コーラのような有名なロゴだと、見るだけで企業や商品が思い浮かんだり、逆に名前を聞くだけでロゴが思い浮かんだりします。

「ブランドロゴ」は商品・サービスだけでなく、電車の広告やチラシなどに至るまで幅広く掲載され、頻繁にユーザーの目に留まります。印象的なロゴをつくり、ロゴ自体の認知度を高めることは、ロゴが掲載された企業や商品の認知度を高めるのに効果的です。

ロゴデザインの変更について

ロゴの役割について改めて説明してきましたが、思った以上に大事な役割を担っていることが分かります。そんな大切なロゴを変更するとなると不安が大きいと思いますが、うまく活用すれば大きな利益をもたらしてくれることもあります。ここからロゴ変更について一緒に見ていきましょう。

ロゴを変更する理由

ロゴデザインを変更する理由には、ブランドの方向性や価値観の変化などが挙げられます。

イメージを刷新したい、古さを払拭したいなどの願望があれば、まずロゴデザインの変更を検討してみましょう。またロゴデザインを変更する理由には、新しい市場やユーザー層への適応、競合他社との差別化強化などがあります。時代に合ったデザインやデジタル化に対応するために、ロゴデザインの変更をする企業も多いです。

ロゴデザインの変更は、ブランドイメージを刷新し、世の中に成長や進化を視覚的に伝える有効な方法でもあります。

ロゴデザインを変更するタイミング

ロゴデザインを変更するのに最適なタイミングがあります。

例えば…

  • 経営者の世代交代

  • 社名変更

  • 事業変更・拡大

  • 経営戦略の変更

  • ブランディング強化

などがあります。

新たな理念や方向性が決まった時にロゴデザインをリニューアルすると、ユーザーに向けて企業としての意思表明や方向性変更の宣言が可能なだけではなく、社内でも帰属意識向上の効果が期待できます。

成功するロゴデザインの例と特徴

新しいものを作ることはワクワクしますし、これから生まれ変わるぞと意気込む気持ちも分かります。しかし、完璧なタイミングであっても必ずしも成功するわけではありません。

ここからは、成功しているロゴデザインの具体例と特徴について説明していきます。

  • Apple

  • NIKE

  • コカ・コーラ

成功デザインの特徴

1.シンプルさと視覚的な強さ

AppleやNIKEのロゴは図形一つでシンプルですが、シンプルだからこそ記憶に残りやすく、洗練されています。もし複雑な図形を使っている場合は、シンプルなものに変えることを検討してみましょう。

2.ブランドメッセージと一貫したイメージ

Appleのかじられたリンゴのデザインは知識や発見の象徴であり、テクノロジーと人間性の融合を表現しています。

NIKEのロゴはスローガン「Just Do It」ともリンクし、挑戦や行動を象徴しています。

この一貫性のあるメッセージが、ユーザーの感動や共感を呼びやすくしています。

3.ブランド認識度の高さ

AppleやNIKE、コカ・コーラは世界中のどの国においても認知度が高く、社名がなくてもロゴがあるだけで、どの企業の製品か分かるようになっています。

4.独自のスクリプトフォント

コカ・コーラのように文字ロゴを採用している企業は、独自のスクリプトフォントを使用し、ただの文字にならないように作られています。

変更して成功した例

ここからは、ロゴ変更をして成功した例を紹介していきます。

スターバックス

世界的に人気があるスターバックスは、2011年にロゴを変更しました。元々のロゴから黒い外枠と社名を取り除き、Sirenと呼ばれる神話上の人魚をモチーフにしたキャラクターを、緑と白を基調としてデザインした新しいロゴへと変更されました。社名を取り除いたことによって、ロゴのみで会社を認識してもらえるようになるとともに、会社名を調べてもらうきっかけにもなりました。

ペプシコーラ

ペプシコーラは世界的に有名なブランドですが、2008年以来14年ぶりとなる新デザインのロゴを発表しました。赤・白・青の3色は変わらず、社名のPepsiがクラシックなフォントで真ん中に堂々と置かれました。極端にシンプルになっていく世の中に、あえてクラシカルにという新たな風を吹き込みました。また社名を真ん中に置くことで、ブランドに対する自信も感じ取れます。

ロゴの変更によるメリット

ロゴを変更することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからはロゴの変更によるメリットを紹介していきます。

1.宣伝効果がある

企業のロゴを変更すると、多くのユーザーはその変化に気づきます。大企業がロゴを変更するとニュースになるほど、ユーザーは企業のロゴの変化に敏感です。

見慣れた企業のロゴが変更されると、ユーザーは理由が気になって調べることがあります。そのためロゴを変更した際には、ホームページやブログなどで変更点、変更理由を記載すると、自社の変化や進化をアピールすることができます。

ロゴを変更するだけでもユーザーの興味や注目を集めることができるため、宣伝効果があります。新規顧客の獲得や売上上昇も期待できます。

2.イメージを刷新することができる

ロゴ作成時に流行っていたデザインは、現在見るとどこか古いイメージを与える可能性があります。また商品が想定していなかったユーザー層で流行し、予想外のイメージがついた時に、会社の理念からかけ離れたり、本来のターゲットが自社の商品を手に取らなくなったりする場合があります。

そのため、既存のイメージを打破するためにロゴを変更することは、良いアイデアの一つです。

3.前進し続ける姿勢をアピールできる

経営者の世代交代や新しい事業の展開に合わせて、時代に合ったロゴにしたいなどの理由でロゴを変更することは、これからもユーザーにとって有益なものを作っていくために進化し続けるという宣言とも捉えられます。

そのため、ユーザーに対して前進し続ける姿勢をアピールできます。

ロゴの変更による失敗例とデメリット

ロゴ変更の失敗例

GAP

GAPはアメリカ発祥のファストファッションブランドで、日本でも大人気です。そのGAPがロゴを変更していたことをご存じない方も多いと思いますが、それもそのはず。GAPはわずか6日で元のロゴに戻したのです。2010年、GAPは青い背景に白のフォントでGAPと書かれた旧ロゴから、黒文字のGAPを真ん中に置き、青い四角を右上に配置したロゴに変更しました。しかし公開直後から批判が殺到し、元に戻してほしいという声が多数寄せられました。

トロピカーナ

アメリカ生まれでオレンジジュースが有名なトロピカーナも、2009年にロゴ変更を行い失敗に終わりました。トロピカーナといえば、オレンジが大きくパッケージに描かれ、上に横書きでTropicanaと書かれている印象でした。しかし特徴的なオレンジを消した上に、縦書きの特徴のないフォントにしたため、読みづらくなった上に必要な情報が伝わらなくなり、トロピカーナの良さがほとんど消えてしまいました。

ロゴ変更によるデメリット

ロゴの変更は必ず成功するとは限らず、上記のブランドのように失敗してしまう可能性もあります。ロゴ変更によるデメリットを紹介していきます。

1.刷新後のロゴが受け入れられない可能性がある

親しみ慣れたロゴの変更はユーザーに不安感を与えるため、大幅に変更すればするほど、最初は受け入れられないことが多いです。

そのため見た目の良し悪しだけでなく、自社の特徴やユーザーの愛着ポイントまで削除していないか、ユーザーの立場から考えることが大事です。

2.ブランドイメージが変化する可能性がある

ロゴを大きく変更することは、今まで築き上げてきたイメージを壊す可能性があります。それを狙って変更する場合はメリットになりますが、意図していない場合はかなりの痛手になります。

今までのユーザーが離れるきっかけにもなり得ますので、Amazonのように小さな変更を重ねる方がリスクは少ないです。

最後に

ロゴの変更は企業に新たなチャンスをもたらしてくれるものであり、必ずしも避けるべきものではありません。

昔の理念からどのように成長し、ユーザーに向けて何を新しく提供するかをしっかり考え、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることで、不安感を軽減させることができます。リニューアルを依頼する際の進め方はロゴの依頼方法の記事も参考にしてください。

ぜひロゴ変更をチャンスだと捉えて、最大限に活用していきましょう。

よくある質問

Q. ロゴを変更するのに適したタイミングはいつですか?

経営者の世代交代、社名変更、事業の変更・拡大、経営戦略の変更、ブランディング強化などが代表的なタイミングです。新たな理念や方向性が決まった時にリニューアルすると、社内外に変化を伝えやすくなります。

Q. ロゴ変更にはどんなリスクがありますか?

親しまれてきたロゴを大幅に変えると、ユーザーに受け入れられなかったり、築き上げてきたブランドイメージを壊してしまったりする可能性があります。GAPやトロピカーナのように、変更後すぐに元へ戻した事例もあります。

Q. ロゴ変更で失敗しないためにはどうすればいいですか?

自社の特徴やユーザーが愛着を持っているポイントを削っていないか、ユーザー目線で確認することが大切です。リスクを抑えたい場合は、小さな変更を段階的に重ねる方法も有効です。

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